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教務補助員のつぶやき 

上野祐子(パソコン準備室)

 商経学科で行われる殆どのパソコン授業には、授業を行う教員の他に教務補助員が付きます。教務補助員の主な仕事は、授業の習熟率を上げるためのお手伝い、分かりやすく言えば"歩く質問コーナー”です。『分からないのにどんどん授業が進んでしまう』、『授業が終わった後に質問しようと思ったけれど何を聞くか忘れてしまった』、『あるいはどう質問したらいいか分からない』などといったことが無いよう、その場で疑問に対応していきます。

 商経学科のパソコン教育

 商経学科のパソコン授業では、Excel、Word、Visual Basic、Power Point、Accessなどのアプリケーションソフトの他、情報化時代に順応できるようスキャナ、デジカメなどの機器操作、その応用としてムービーやアニメーションの作成などを履修します。単に技術の習得を目的とした硬いものばかりではなく、それぞれの個性を活かせる課題が多いのが特徴です。作成したものを互いに批評しあいながら、楽しそうに受講しています。友人からの「素敵だね!」という褒め言葉は何よりの活力剤のようです。

 近年、高等学校で教科「情報」が必修になったことにより、パソコンに全く関わってこなかった人は減りました。数年前まで、商経学科のパソコン授業でも、最初はパソコンの電源の入れ方やマウスの持ち方・使い方、ウィンドウの開き方など初歩的なものからじっくり実施していたのですが、現在は軽くおさらいをする程度です。全く関わってこなかった人は、経験の違いにより多少不自由な思いをすることもありますが、大抵半年位で追いついてきます。

 1年生も4ヶ月が経ち、すっかり県短生らしくなってきました。誰に強制されたわけでも無いのに、黙々とパソコンに向かい、自分に必要な情報をインターネットなどで検索したり、資格を取得をするためにタイピング練習や自習をしたり、不明点を互いに情報交換したりなど知識欲が強くなってきています。

 パソコンが上達するには?

 これはよく聞かれる質問です。では、今までどんな学生がよく伸びたか簡単に紹介してみましょう。

1)素直な人
  経験を問わず、もっとも伸びるタイプが素直な人です。先生から指示されたことは、面倒でもとりあえずは聞いて、言われたとおりやってみる。経験者の中には既に知っているからと聞き漏らしてしまう人もいます。もったいないですね。あなたはいかがでしょうか?

2)勉強する人
  自主的に勉強する意欲を持っている人は上達が早いです。テキストや問題集に載っていることをどんどん練習して、分からないことは質問する。あるいは授業で習ったことを応用してみる。PC検定の資格取得を目的に頑張ってみるのも良いと思います。

3)きちんとメモを取る人
  聞きっぱなしにせずに、メモをきちんと取る人です。細かいこともきちんとメモし整理しておく。後にそれが参考書になります。

4)実践してみる人
  これはある程度スキルのある人でなければ難しいかもしれません。先輩方の中にはアルバイト先やボランティア活動で、回覧や住所録、計算書、ホームページ等を作成するお手伝いをする人もいました。

 最後に

  県内有数の最新のIT環境の中で学習できるみなさんは大変幸せ者だと思います。世の中には情報化時代に乗り遅れてしまった方もたくさんいらっしゃいます。どうぞみなさんの温かい手をさしのべてあげてください。

(文責:上野 2007/08/6)

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