情報論特講 (5回目) インターネットとネットワーク

インターネット

インターネットはネットワークのネットワーク

総務省 インターネットの仕組み「国民のためのサイバーセキュリティサイト」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/basic/basic_service_02.html

基本はクライアントとサーバ (例外あり)
パケット通信により同じ回線で複数の通信が可能

TCP/IPというプロトコル(接続方式)で接続された機器の集合。インターネットで提供されるサービスとして,ホームページ(WWW)や電子メールなどがある。

例えばホームページを閲覧する場合は

  1. クライアント(202.231.54.90だとする)のブラウザにホームページアドレス(URL)を入力,リンクのクリック(例:http://www.biz-kpc.net)
  2. クライアントでURLをIPアドレスに変換する(www.biz-kpc.net → 203.145.245.121)。これはDNSという電話帳みたいな仕組み
  3. クライアントがサーバ(203.145.245.121宛)に,"ページのデータを送って"とリクエストを出す
  4. リクエストを受け取ったサーバは,データを小分けにして,クライアント宛にデータを送信する。小分けにされたデータ(パケット)にはすべてクライアント側のアドレスがついている。
  5. クライアントはパケットで受け取ったデータを組み合わせて,ブラウザに表示する

ネットワーク (TCP/IP)の設定 (Windows11の場合)

設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi (有線の場合は"イーサネット")→ (接続されているWi-Fi)のプロパティ → IP割り当てを変更する

TCP/IPの設定項目は以下の通り

項目
意味
IPアドレス その機器固有のアドレス(住所)
サブネットマスク 機器と同一のネットワーク範囲の指定(直接接続可能な機器の指定)
デフォルトゲートウェイ LANより外部(インターネットなど)に接続する際の出入り口となる機器のIPアドレス
DNSサーバー IPアドレスとドメイン名(www.k-kentan.ac.jp)の変換情報の問合せ先機器のIPアドレス(電話帳みたいなもの)。
優先(プライマリ)で参照できない場合,代替(セカンダリ)を参照する。

パソコンをインターネットに繋ぐ方法

"ルータ"とはネットワーク間をつなぐ機器のことだが,ブロードバンドルータ(家庭などでインターネット接続をするときに,パソコンを直接接続するかわりに接続される機器)のことをいう場合もある。

ルーターの役割とは《トラブル解決DBネットワーク》 PC online: http://tech.nikkeibp.co.jp/it/pc/article/NPC/20060818/245901//

[インターネット]
- [プロバイダの機器(モデムやコンバータなど]
- [ルータ]
- [パソコン],[スマホ]などLAN内の機器

→ 複数の機器が接続できる。ルータがネット接続をおこなう(普通は常時接続)。グローバルIP(ネット上の住所)はルータに割り当てられ,LAN内の機器はローカルIP(LAN内のIPで内線みたいなもの)になる。

ルータとパソコン間を無線LANでつなぐ(ルータが無線の親機=アクセスポイント機能を持つ)ものを無線LANルータと呼ぶ。一般家庭では1.プロバイダ契約+無線LANルータの使用が一般的。

無線LANには規格やセキュリティ設定が複数あり,親機,子機ともに同じでないと接続できない。たいていの機器は後方互換(古い規格にも対応)している。

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の選び方 | 価格コム
https://kakaku.com/pc/wireless-router/guide_0077/?lid=shop_pricemenu_guide_0077

iPhoneをWi-Fiルーターに無線接続すると「安全性の低いセキュリティ」と表示されます | BUFFALO バッファロー
https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/124144517.html

ルータの設定は専用ソフトやブラウザからネットワーク経由でおこなうことが一般的。