情報科学概論 3回目

パソコンの中身

パソコンの中身は事務仕事に例えられる。

デスクトップパソコンの部品

部品名称
働き
事務に例えると
CPU(Central Processing Unit) パソコン全体の働きを制御して,計算をおこなう部品。今年になって,CPUの機能を強化して,AI処理ができるようにしたNPUも今後の主流になってくる。 作業員
メモリ (RAM) アプリケーションや作業データを使用するときに一時的に使う作業場所。 机の上
SSD
ハードディスク(HDD)
ソフトや自分の作成したファイルを保管する場所。通常はパソコン内部にあり,簡単には取り外せない。最近はフラッシュメモリ(USBメモリなどと同じ)を使ったSSD(Solid State Drive)がハードディスクの代わりに使われることが多い。(データ保存する場所はストレージという。ネット上に保存する場合は"クラウドストレージ"とかいう) 机の引き出し,棚
リムーバブルディスク
(USBメモリなど)
自分で作成したファイルなどを保管し,取り外せるもの。ハードディスクタイプもある。 カバン
光学ドライブ CD/DVD/Blu-rayなどの光学ディスクのデータを読み込む(書き込む)装置。ノートPCでは搭載されないことが多い。 カバン
マザーボード 各部品を接続し,部品間の通信をおこなう部品。画面表示,ネットワーク,サウンドなどの機能がついたものが多い。チップセットが取り付けてある。 机の枠
GPU(グラフィックチップ) 画面表示の計算をする部品。画面表示用のメモリを内蔵することが多い。CPUに内蔵される場合も多いが,ゲームなどでグラフィック性能を必要とする場合は高性能GPUが必須となる。高い計算能力を持つGPUではグラフィック以外の計算をさせることもある。 秘書
拡張ボード マザーボードに接続し,機能を拡張するもの。 買い足した事務用品

Windowsでは使用しているパソコンの部品(CPU,メモリなど),使用状況をタスクマネージャーの"パフォーマンス"のタブで確認できる。
タスクマネージャーはタスクバーで右クリックして起動。


映像で知る情報セキュリティ 〜映像コンテンツ一覧〜:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構: https://www.ipa.go.jp/security/keihatsu/videos/


前回(10/14)授業に関する質問

Q1  USBやCDなどのメディアはなぜソフトウェアを保存することができるのですか?
ソフトウェアに限らず,デジタルデータは0と1の信号になる。USBメモリでは小さなタンクみたいなものに電子がたまっているかたまっていないかで,0,1のデータとする。CD-ROMは光の反射加減で0,1の信号としている。
Q2  Wi-Fiがないとアプリが使えないのはなぜか気になる
初期ダウンロードで大容量データを使うアプリはモバイル通信(4Gや5G)だと不安定だったり,通信容量(ギガ)を多く使うために,Wi-Fiを必須・推奨することがある。