公告の目標が達成できているかどうかを客観的に測定する手法
Defining Adverting Goals for Measured Advertising Results (公告の結果計測のために公告の目的を提起すること)
売上につながる5段階の認知レベル(組織,商品,サービス,広告について) 未知 (unawareness)
知らない状態 → まずは知ってもらう 認知 (awareness) とりあえず,知ってもらった状態 → 具体的に内容を知ってもらう 理解 (comprehension) 内容を理解してもらった状態 → 好意を持ってもらう 確信 (conviction) 購入意思を持つ,好意を持つ状態 → 買ってもらう 行動 (action) 実際に購入する,使用する状態 → 日常的に買ってもらう 知名(とりあえず知る) → 理解(内容を知る) → 好意(買う気になる) → トライアル(試しに買う) → レギュラー(何回も買う)
の5段階とする場合もある
動機要因:なぜ商品を買おうと思ったか
知覚的要因:商品特性(デザインや価格,広告など)をそのように知覚しているか
認知的要因:商品特性,過去の経験などの情報を組み合わせて処理(認知する)すること
個人特性:性格,ライフスタイルなどの個人特性
態度要因:商品分野,ブランドなどに対する態度
社会心理要因:その消費者の関係者,関係組織の影響
感情的要因:購買による満足度,快適性など
店頭に並んでいる複数の商品(ブランド)を選んで買う場合
→ 購買意志決定過程
購買に関する情報量=(ブランド数)×(商品属性)
↑これが多すぎても少なすぎても的確な選択は困難EBMモデル (Engel, Blackwell & Miniard Model):購買行動の3つの枠組み(顧客の内的活動,購買行動プロセス,影響要素)をモデル化したもの。購買後の要因も組み込んだ。
消費者行動理論をMRの企画・分析に生かす| 楽天インサイト
https://insight.rakuten.co.jp/internet_research/column/vol16.html
ベットマンの分類と車購入の例
「現在,乗っている車の新型を購入する」
「燃費が悪い車は購入しない」
「燃費さえよければかまわない」
「A車とB車をまずは価格で比較。同じなら次は燃費で比較」
「価格の属性を満たすのはA車とB車。次に燃費の基準を満たすのはA車」
ブランドを選んで買う時の態度には
- 合理性:価格,品質,機能重視
- 情緒性:見た目がいい。その場の雰囲気
計画購買
- 狭義の計画購買:来店前に銘柄レベルでの購入予定があり,実際にそれを購入する
- 銘柄選択:来店前は商品レベルでの購入予定しかなく,店舗内で銘柄を選択する
- 銘柄変更:来店前には特定の銘柄の購入を予定していたが,店舗内で予定と異なる銘柄を購入する
非計画購買
- 想起購買:ストックがないことを思い出したり,商品や広告を見て潜在化していた必要性が認識され購買に至る
- 関連購買:購入された他の商品との関連性から必要性が認識され購買に至る
- 条件購買:来店時には明確な購買意図はもっていないが,漠然とした形で必要性が存在し,価格などの条件が整えば購入に至る
- 衝動購買:上記3つに属さない衝動買い
関連購買(クロスセリング)はインターネット通販において重要視される
商品やサービスを購入するということは
通常,消費者はひとつの財布(物理的財布)を持ち歩いているが,心理的なレベルでは,複数の財布すなわち「心理的財布」が存在しており,購入商品・サービスの種類や,それを買うときの状況に応じて異なった財布から支払っているという考え方
購買心理において商品やサービスの価値は (価格)÷(効果) という割安感(コストパフォーマンス)で表される。
消費価格の安さが魅力として作用する(購買行動につながる)ためには
値引きの知覚は値引きの絶対的な額よりも割合に左右されやすい (「4000円のものが3800円」より「400円のものが200円」の方がお得に感じる)
認知的不協和:自分の判断に誤りがあるかもしれない,自信がない,という状況。行動を変えるのではなく,解釈を変えることで解消しようとする。
認知的不協和とは?解消法とビジネスにおける活用術を紹介|Asana
https://asana.com/ja/resources/cognitive-dissonance購買後の認知的不協和
高価な車を購買した場合
→ 不協和状態
- 購買前に候補に挙がった他の車はいいところがあった
- 購買してして乗ってみるといくつかの短所がきになる
→ 解釈により不協和の解消
- 自分が購買した車の広告(長所ばかりが乗っている)をよく見る